「梅本竜氏・トークライブ」ログ&レポート(2)




●私は「作曲家」です!(ドドーン)





め:梅本さんは、昭和49年2月生まれ。見た感じ、若いですよね!
う:昔はふけ顔と言われてました(笑)
30歳まではふけ顔といわれて、30歳超えると若いといわれますよね(笑)
でも、貫禄はほしいですよね。「作曲家である」(ドドーン)、と。
自分ではあまり作曲家とはいわないんですけど(笑)
う:そして、ファミリーベーシックからPC-8801、X68000、PC-98系へはまって行き、同時にギターやベースも楽しんでました。
その当時はドラゴンスピリットが好きで、耳コピしてましたね。
あの頃のサウンドは凄いですよ、他にも源平討魔伝とか。
特にサンダーセプターとか作曲された方で「中潟憲雄(なかがた のりお)」さんは、FM音源っぽいというか、FM音源しか出せない音色を作る人が好きで、参考になります。

め:一方、90年代〜2000年代の人で目標にしている方はいらっしゃいますか?
う:最初は「古代祐三(こしろ ゆうぞう)」さん(エインシャント)が目標でしたね。
後はアルシスソフトウェアの方やナムコの方、、、全般的に好きですね。
でも(会場にお越しの)皆さんがお好きな方はだいたい私も好きです、私ミーハーなので(笑)





T/S福岡天神店さんには、沢山の人が集まりました!


●デビュー作について、そして近況を…?

め:梅本さんのデビューは1992年ですね。
う:デビュー作は配信ソフトで「ソフトベンダーTAKERU」というものがありまして。
め:あ、今会場でうなづいた方、いらっしゃいますよ(笑)
あれは店頭の機械でソフトがダウンロードされて、フロッピーで持ち帰りましたね。
う:自販機のようなものですね。
め:そのデビュー作は「響」というタイトルだそうですね。
う:普通にアドベンチャーゲームでした。まあ今となっては絶対手に入らないですし、サウンドは絶対に聞かれたくないですね(笑)
め:もしかするとどこかで流れているかもしれませんね(笑)
う:egg-musicで仕事をしていて、そこでしょっちゅう古いゲームの配信をやってて、大体過去に出たPCゲームのディスクイメージがあるのですが、実はそこにも入ってないんですよ。
め:レアですね。
う:TAKERU作品はディスクイメージが入手しにくいです。
め:ケースだけであれば私も実家探せば出てくるかもしれません(笑)
う:あ、たまに使ってあげないと、カビが生えますよ(笑)

め:92年にTOWNS、93年にMSXのタイトルを経て、94年にシーズウェアからのPC-9801用「DESIRE」が発売ですね。
う:今更なのですけど、大丈夫ですかね?結構古い話ですけど…皆さんご存知ないかもしれないですが…
め:あえてお越しの方に聞いてみましょうか…どのあたりの年代がいいですかね?
う:90年代がわかる方…30歳代でしょうね。
め:では、自由挙手でお願いします、30歳代の方、手を上げてください!(笑)
う:…半数位いらっしゃいますね。じゃあ大丈夫ですかね(笑)

め:そして、時代を経て、2010年、初のSTG楽曲をまるごと担当。
う:そうですね、最初はそのような予定じゃなかったんですよ(笑)
色々と他の方のスケジュールの都合もあって、最終的には僕になったのです(笑)
め:いやいや、それでもやはり人徳ですよ。
う:そうです…えええっ、人徳ですか?(笑)
め:ですよー(笑)
そして、5月にはXBOX360で新作となる「赤い刀・真」ですが、これはもう新作と言って良いですよね?
う:殆ど新作に近いですね。作り直すんじゃないですか?
め:そのあたりはケイブさんの動向を見ながら、楽しみにしたいと思います。


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