バトルモードトーナメント名場面リプレイ
〜勝利への系譜〜

第3戦・ブルガリアンリズム・Lv.38HYPER
IO vs Maya
(文中は敬称略です)


ポプレボ!中でも一・二位を争う超難易度曲・
ブルガリアンリズム。

「ブルガリアンリズム」

選択時の曲が聞こえて数秒、すかさず親指を立てたMaya。

しかし、表情は強張っている。

それは心理戦なのか?
それとも緊張の余り、自信ある表情を出せないのか?

そして一言。

Maya「得意曲です」

一方、曲が分かった瞬間、声を上げ、手を組んで、こわばる表情をたてた、IO。
不安が体中に行き渡る、そんな感じだ。

先程のプレイで弾けなかった曲だったら良かったのに…何故、この曲なの??
恐らく、そういう事を考えているのではないか。
それはあくまでも見たままに感じた事、なのだが。

IO「プログレッシブバロックを…」

緊張で一杯なのがよく分かる。
でも、少しだけでも笑ってみる、IO。
落ち着きたい、何とか平常心を保ちたい。

しかし、もう後には戻れない。

そして、最後のプレイが始まろうとしている。


めがぎが「心の準備が出来たら、赤を押して下さい」

すかさずMayaとIOが親指をたて、フェアプレーを近い、赤を押す。
そして、26名の観客全員が筐体を囲む。

「がんばれ」

少しでもテンションを上げ、応援をかけるぱんた。
その後ろで、コンディションを保つためか、余り声をかけずに、
後ろで静かに見守る、からあげX。

そして、最終戦・最終曲の幕が、上がる。

めがぎが「いけるか、最終戦!」



序盤から、激しい同時押しが二人を襲う。

序盤の交互連打でmayaが先制を取る。
7,000点台でIOが逆転。
しかしすぐMayaが追いかけ、点数は100〜200点の差。

その後、14,000点台にMayaが逆転。
一度目の盛り上がりが済んだ所で、両者の得点は約300点差。
この時、IOが再度逆転。

曲調が一瞬落ち着いても、譜面は相変わらず2個押しの譜面が続く。
この時、IOが30,000点台にたどり着く。
その時のMayaは29,574点。その差約500点。

その数秒後、3個押し連打が続いた時、お互いにBadを出す瞬間も見えた。
しかし、Mayaはその時冷静に139点差まで迫っていた。


一足先に40,000点台にたどり着いたのは、IO。
IOの優位は変わらず。
点数差も139点と変わらず。

両者、冷静なるプレイ。
IOもMayaも不動の体勢を保つ。
表情は緊張のまま、瞬きをする事も惜しい位、画面を凝視する。

中盤になるに連れて、MayaのBadがいくつか続く一方、IOはGREATをコンスタントに稼ぐ。
50,000点にたどり着いた時は、点差が186点まで開くも、その差はほんのわずかな差、である。
いつでも逆転は可能だ。


しかしその数秒後の変則3個押しで、お互いBadとなるが、いち早くリカバリをかけたのは
Maya。
リカバリの時間、何と1秒もない。
そこから155点差を付け、Mayaが逆転。

60,000点台に早くたどり着いたのはMaya。
IOとの差は309点。
テンポが速い同時押しが続く中、65,000点台にてIOがまたもや逆転。
その差は47点。
(IO・65,166点 Maya・65,119点)

正につばぜり合い、均衡勝負。
会場に更なる緊張が走る。
応援の二人も、固唾を呑んで見守る。

激しさの起伏がずれる所で、Mayaのミスが続く。
その隙にGOODで辛うじて繋いだIO。
70,000点到達の時には542点差と、差を広げる。

その後、Mayaが更なるBAD・GOOD連発を出してしまう。
IOが75,663点の時のMayaは、74,060点。
痛恨の1,603点差。

果たして、この点差はひっくり返す事が出来るのか!?


エンディング近く。
緩急ある点でBadをお互い出してしまう所は、本当にビートがきざみにくく、難易度が凄く高い部分である。

IOが90,038点と9万点台に乗る時、Mayaは88,801点。
1,237点差まで詰め寄り、ワンテンポのクッションをかけ、最後の一瞬の連打にかける。
そしてその先にはー!!



-Result-
総ボタン数 1,319個

IO・91,307点
GREAT 1159
GOOD 108
BAD 52
COMBO 224

Maya・90,193点
GREAT 1146
GOOD 101
BAD 134
COMBO 65




左・Mayaさん 右・IOさん
壮絶な戦いの後にお互いを称える、固い握手。
観客全員からは、感動の拍手が鳴り響いた!




戻る トップへ