月別アーカイブ: 2013年8月

「JDB」の中身(2)

図1
こんばんは、アヴァゲの中の人、めがぎがです。

コード・オブ・ジョーカー(以下COJ)が稼働開始して、約一ヶ月半が経過しようとしています。
既にランクがA台に上り詰めた方もいらっしゃれば、その一方で「ゲームシステムが解ってきた!」と徐々に面白さが出てくる方もいらっしゃいます。
また、Ver.1.00の100枚のカードをコンプリートした方も少なくはないかと思います。
(私も早くBクラスに上がりたいものです…)

「ジョーカーズデッキバトル」のコラム第2回目は、ゲーム内容からは少々外れて、イベントの進行とルールに関する内容を記載していこうと思います。

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「スターターデッキバトルがトーナメント戦では無い理由」

前回のコラムでも書きましたが、「ジョーカーズデッキバトル」(以下JDB)では、予選として2戦行う方式です。

COJだけでなく、他のゲームでも言える事ですが、殆どのイベント・大会では、「トーナメント戦」が主流です。
切磋琢磨しあい、勝者が残り、時には敗者復活戦も交えながら、頂点を目指す、最もポピュラーな内容です。

しかし、トーナメント戦では、このような懸念もあります。

(1) 一回戦敗退の人は、残りの時間は手持ち無沙汰になる
(2) イベント・大会自体がストイックになり、プレイヤーの余裕が少なくなる
(3) プレイの総合力を図りたい

特に(1) に付いてはほぼ全てのイベント・大会で生まれる問題であり、例えば一回戦敗退の為、その他の時間を他のゲームに回したり、人によっては「別の事」をする可能性もあり、イベント・大会の輪の中に留まらなくなる懸念があります。
また、初心者の方など、負けて実力を知る一方、一人で参加された方は孤立しやすくなる可能性もあります。

では、前回バトル1で挙げました「スターターデッキバトル方式」でのメリットを挙げてみます。
尚、具体的な進行手順は、下記となります。

(1) 参加者の抽選を行い、対戦相手のペアを作り、1回戦を行う
(2) 1回戦終了後、(1) と同じ方法で参加者の抽選を再度行い、対戦相手のペアを作り、2回戦を行う
(3) 勝数と合計スコアの上位4人が準決勝に進出する
(4) 準決勝で勝ち抜けた方2人がファイナリストに進出する

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【参加者側のメリット】

参加者には、1戦だけでなく、最低2戦プレイする事で、プレイ回数の充実を図り、1戦目で上手くいかなくても2戦目で逆転する余地を設ける事で、プレイのモチベーションを上げる目的があります。
特に2戦目最後の組がプレイする時には、最終的に誰が勝ち残るかのドキドキ感が会場全体に伝わります。

また、参加者が「暇」になる時間が軽減されます。
例えば、第1戦目が終わり、第2戦目の開始迄にサイドボードからのデッキ調整を行う等、戦略を練る事が可能です。
場合によっては、第1戦をプレイした相手とのコミュニケーションの時間に充て、互いにアドバイスを貰いながら、第2戦に備える事も考えられます。
つまり、空いた時間が有効に使えます。

イベント・大会は、ゲームの腕試しをする場でもある一方、プレイヤーの交流を図る場所でもある為、その目的に沿う時間の使い方が期待出来ます。

【進行側のメリット】

先に、トーナメント戦を行う際の懸念点を挙げてみます。

・人数が増えた場合のトーナメント戦の作成が面倒になる
・対戦者が4の倍数にならない場合は、敗者復活戦の組み込み等でトーナメントの調整が必要となる
・上記の理由により、集計や進行作業が大変になる

その点を踏まえ、具体的に、スターターデッキバトル方式にてトーナメント戦を組んだ際の事例を挙げてみます。
※下記はあくまでも一例で、全ての例に当てはまる訳ではありません。

<一例:24人でトーナメント戦の場合>
(1) 24人12戦(第1回戦)

(2) 16人8戦(第2回戦)※1回戦敗退者のスコア上位4人を加えた敗者復活あり
(3) 8人4戦(第3回戦)
(4) 4人2戦(準決勝)
(5) 2人1戦(決勝)
→計27戦

<スターターデッキバトル方式>
(1) 24人12戦(第1回戦)
(2) 24人12戦(第2回戦)
(3) 4人2戦(準決勝)
(4) 2人1戦(決勝)
→計27戦

一見プレイ回数は同一ですが、スターターデッキバトル方式では、2戦行い、勝数とスコアの上位4人をピックアップする事で準決勝が行える為、参加人数が増えても進行の手間はそれ程変わりません。
特に、敗者復活戦を挿入するタイミング、また参加人数が確定するまでぎりぎりまでトーナメント表が作成出来ない、等という懸念から解放されます。
それは参加者の管理と対戦表の作成に関わる時間が軽減され、また作業の心身的負担が減るメリットがあります。

実はこのルールが生まれたのは、遡ること、2004年です。

過去にアヴァロンの鍵「スターターデッキバトル」では、トーナメント戦を実施していましたが、参加人数の増大、進行時間の長期化、プレイヤーの空き時間の問題が生じた為、試行錯誤を重ねたルールが、この内容です。
そのルールは当時他ゲームのイベント・大会を含めても、唯一無二の内容で、その後このルールは、アヴァゲ内の他イベントの「ポップンレインボー!」(ポップンミュージック)内「バトルモード」でも活用する等、汎用性が高いルールとなりました。

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最後に、「スターターデッキバトル」の内容が必ずしも満足いく内容とは思っていませんが、進行管理の軽減、上級者も初心者も出来るだけ満足する内容等を考えると、現状この内容が適切ではないかな、と思っています。
大会・イベントを通じてコミュニケーションを図る為のアイデアは、どんどん考え、出来る限り形に出来ればと思います。

今回はCOJの話とは少々それてしまいましたが、特にカードゲームの大会・イベントは、プレイヤー同士の交流が促進される事で、カードトレードや互いの戦略のコミュニケーションが深まります。
COJの大会・イベントだけでなく、ゲームセンター内でのイベントをお考えの方に、当内容が少しでも参考になれば幸いです。

 

次回は、「もうひとつのランキングの提示」をお送りします。

ご意見、ご質問、あなたのデッキ構成など、色々なお便り、お待ちしています。

 


「JDB」の中身(1)

 

図1

2013/08/18、G-STAGE七隈店にて開催いたしました「コード・オブ・ジョーカー プレイ&ライブ」で初公開の「ジョーカーズデッキバトル」ですが、今回はこのコンセプトとレギュレーションについて、複数回に分けて、お知らせいたします。

カードゲーム(アーケードカードゲーム、非電源カードゲーム共に)は、知恵と戦術、そして時には思い切った行動が必要だったりと、一戦一戦がエキサイティングなものですが、その一方、ルールが難解、いきなり高レベルな相手との戦いで意気消沈してしまう、そして最も懸念される事が「資産の差によるプレイ意欲の低下」があります。

そこでアヴァゲでは、下記のコンセプトを挙げて、全てのプレイヤーが盛り上がる場を作ろうと、「ジョーカーズデッキバトル」を立ち上げました。

そのコンセプトとは、

「イベントの裾を広く、一人でも多くのプレイヤーに楽しんで頂きたい」
「バトルを制するのはレアカードでなく、デッキ構築能力と己の信念だ」

この二つです。

因みにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、アヴァゲでは、2003年に「スターターデッキバトル」(アヴァロンの鍵・アヴァロンズゲート「弐」名義)、2007年に「ブレイカーズデッキバトル」(アクエリアンエイジ オルタナティブ)でアーケードカードゲームのイベントを多々盛り上げてきましたが、2013年…コード・オブ・ジョーカーにて、三度目の「デッキバトルシリーズ」が生まれる事になりました。

 【レギュレーション】

さて、ジョーカーズデッキバトルのレギュレーション(ルール)は3つ設けており、メインの「スターターデッキバトル」は毎回開催し、残りの二つに関しては、交互に開始など、今後内容を詰めていく予定です。

●バトル1:スターターデッキバトル
・デッキ40枚の内レアは最大5枚迄投入可能
(※6枚以上のレア、及びVR・SRの投入禁止。コモン・アンコモンは制限なし)
・サイドボード制あり(8枚まで変更可能)
※現状では禁止カードはなし
・2戦行い、勝数と合計スコアの上位4人が準決勝に進出
・準決勝を勝ち抜けた方がファイナリスト進出

●バトル2:ノンリミットバトル(開催予定)
・レアリティ制限なし
・サイドボード制あり(8枚まで変更可能)
※現状では禁止カードはなし
・トーナメント戦の一発勝負
・準決勝を勝ち抜けた方がファイナリスト進出

●バトル3:コンセプトデッキバトル(開催予定)
・ルールは毎回変則(その都度周知します)
・勝敗ルールなど、毎回異なる

「スターターデッキバトル」レギュレーションが何故レア5枚制限なのか…、それには理由があります。

「スターターデッキ」を受け取った時から、レアは5枚封入されており、それに従ってデッキを組む事で、初心者は(極端な話)スターターを受け取ったその時から参加が可能であり、上級者はVR/SRが使用禁止の為、プレイング重視のデッキ構築が必要となります。

正にデッキ構築とカードパワーに頼らない、プレイング重視の戦いになる訳です。

また、レアカードは、誰もが直ぐに入手出来るとは限りません。
出来る限り、資産の差によるアドバンテージを払拭したい、という意味もあります。

さて、あなたなら、レア5枚制限のデッキは、どのような系統にしますか?

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次回は、「スターターデッキバトルがトーナメント戦では無い理由」をお送りします。
ご意見、ご質問、あなたのデッキ構成など、色々なお便り、お待ちしています。