「梅本竜氏・トークライブ」ログ&レポート(4)



●「赤い刀」曲解説!

め:それでは、スーパープレイヤーさんに、赤い刀1コインクリアのプレイをお見せしながら、曲解説を行って頂きたいと思います。
(今回のスーパープレイを披露します、DMtetsuさん登場!)
め:てつさんは、赤い刀のスコアをアルカディアに送付してるのですよね?
て:あ…送ってます…。(※2011/02現在)
め:ハイスコア全国集計で、うまくいけば全一で名前が載るかもしれない、ですね?
て:いやいや、載らなかったら恥ずかしいので、ちょっと(笑)
※その後、無事壱号機で全一を獲得しました!








め:曲の流れをみると、やはりテーマがテーマですから、曲のタイトルを武道用語にしているのですね。
う:「抜刀から納刀」まで。起承転結がはっきりしていますね。
途中のステージは、刀のいろんなパーツの名前にしていますが、どんどん刀の先端に向かっています。
鯉口は、つばの裏側ですが、栗形(くりがた)、返角(かえりつの)と、ステージが進むに連れて剣の先端へ向かっています。

●01 抜刀(ばっとう) (select)
う:使える容量が非常に少ない為に、曲を短く作らなければいけないのです。
全体的に短く作るという事は、繰り返し聞いても飽きないようにしないといけないのです。

●02 涅槃門(ねはんもん) (stage1)
め:私はこの用語の意味がわかりませんでした。
う:これはね、刀の用語ではなくて、涅槃門は「あの世」という意味で、仏教用語なのです。涅槃の門なので、「あの世の入り口」という意味です。
まぁ、ここで練習してね、という意味で思ってもらえれば、と(笑)
め:他ゲームで言うなら「地獄入り口」みたいなものですね。
う:でもこの様子(プレイ中の稼ぎ)からみると、もう練習どころじゃありませんが(笑)
初心者の方は、こんなに弾幕がとんできてると、初心者の方は無理と思うのですが、敵を倒すのではなくて、どうやって避けるか、という事を考えれば、案外避けられるものです

●03 鍔競合(つばぜりあい) (boss)
め:これは人気がある曲ですね。
う:でも浅田さん的には一番良くない曲らしいです(笑)
エスプガルーダIIブラックレーベル(XBOX360)の楽曲とかぶって聞こえるとの事ですが、全然そんな事はないと思うのですけどね(笑)
め:全体的にロックで、ギターパートがメインです。
う:どうしても打ち込みでやると、ギターを出すのが難しく、実はこれ、「バグ」で表現しているのです。
結構真面目に打ち込むと、なかなかギターのスライド等の表現は難しいのです。
め:これって、サンプリング等を駆使して、うまく繋いでいるのかな、とも思いましたが…
う:もうSC88でもお馴染みの技です、やってる事は何も変わらないのですが(笑)
め:ボス曲のサビの「タララタララタララタララ〜」の部分が、ゲーセンの中で凄く響きますね。
う:そこは、ちゃんと聞こえるように調整して作っています。
凄く騒がしい場所でも絶対に聞こえる音って、実は「悲鳴の音(声)」なんですね。
生活中でも、どこかで悲鳴(の音)が鳴ったでも、直ぐに分かりますよね。
あれって、人間が人間を助けるために、生理的に聞こえる為です。
ゲーセンでは、他のゲームよりもBGMを強調させる為に、その音を周波数を4.8kに調整して使用する事で、目立つようになります。
しかしあんまりやりすぎるとプレイヤーは難聴になりますので、ほどほどにしないと(笑)
このようなアプローチは、余りないかと思いますので、ギターとコーラスの周波数は、特にこだわります。

●04 閃光(せんこう) (clear)
め:個人的には好きな曲です。
う:シャキーンという音が印象的ですね。
実はこの音楽を流している間に、次の面のデータを読み込んでいるんですね。
(※その後発売になりましたXBOX360版と比較してみると、分かるかと思います)


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