燃えシュー特別寄稿・
違いのわかるバイパーフェイズ1
(2/4)
『バイパーフェイズワン』は同社の『雷電シリーズ』譲りの単純明快な操作系とテンポの良い展開、重厚かつ丁寧なグラフィックと破壊の爽快感を高水準でキープしつつも、そのゲーム性(内容)の根幹は全く異なるベクトルとなっています。
大きな違いは下記3点、
<サブウェポン>
■雷電:無制限
■バイパーフェイズワン:弾数制限有り※
※後にNEW.verで無制限に変更
<点数稼ぎ>
■雷電:撃ち込み点
■バイパーフェイズワン:敵全破壊
<敵機の挙動>
■雷電:兵器デザインの整合性を考慮した一撃離脱系
■バイパーフェイズワン:トリッキーで複雑な挙動
例えがいささか強引ではありますが、初期東亜プランに代表されるリアルSTGの系譜である『雷電』に対し、『バイパーフェイズ1』は『ギャラガのチャレンジングステージ』や『キャラバンSTG』に出てくるようなトリッキーな敵機、敵編隊たちを限られた弾数でいかに破壊して道中を進んでいくか?…といったゲーム性を追求していると言えます。
しかし、このゲーム性の弊害として、『稼ぎプレイ』と『クリア攻略』が同一線上となってしまう点、1UPアイテムや点数でのエクステンドが皆無な点、そうしたシステム上の理由からゲーム全体の難度が非常に高くなってしまいました。
これが後にNEW.verが開発される経緯となります。
NEW.verではサブウェポンが無制限になり、プレイ感覚が『雷電シリーズ』に近いたことにより、非常に間口の広い、遊びやすいゲームに変貌を遂げました。
※OLD.ver特有の武器セレクト並びに敵破壊のパターン構築要素が半減してしまった…という反対意見も当然見受けられました。
次→「バイパーフェイズワンの魅力」
戻る トップへ