燃えシュー特別寄稿・
違いのわかるバイパーフェイズ1
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【バイパーフェイズ1の魅力】

<スコアシステム>
■敵破壊率ボーナス
■地上勲章(光った瞬間に取得で高得点)
■空中勲章(キャリアーが上昇中に破壊すると勲章の数が増える)
■敵編隊全滅ボーナス(4面道中)
■隠し特大勲章(1面のBOXであることをすると…)

一つ前にリリースされた同社の『雷電DX』のボーナスシステムをブラッシュアップし、シンプルに纏められているのが特徴。
また『雷電シリーズ』恒例のループ(周回)も廃止し、変わりに残機ボーナスを追加、プレイ内容の密度を短時間で濃くしようとする、開発者の意図が感じられます。

上記からも分かるように、今回のイベント企画の題材としてはぴったりのゲーム性なのではないでしょうか。

<音楽>
作曲はそれまでセイブ開発で『雷電II』『雷電DX』『ZEROチーム』『セイブカップサッカー』を担当していた佐藤豪さん。
『雷電シリーズ楽曲』が所謂、哀愁系歌謡曲的アプローチで纏められていることに対し、『バイパーの楽曲』はロックフュージョンが前面に押し出され、シューティング史に残る名曲、名フレーズが「これでもか!!」と随所で溢れてきます。
また、SPIシステムはセイブ開発のこれまでのどのハードよりも
強力な音源を搭載した基板で、ステレオでの出力も可能となっています。
当時の佐藤さんが水を得た魚のようにイケイケノリノリで作曲していたことが楽曲の勢いからビンビン伝わってきますよね。
多くの皆さんに耳を傾けて欲しいです。

<その他>
スコアシステムやBGM以外にも、『バイパーフェイズ1』には『雷電シリーズ』のイメージを払拭しようとする要素が、いたるところにちりばめられています。

・雷電とは異なる局地戦的世界観
・マルチエンディングの採用
・SPIシステムの半透明機能を生かした背景グラフィック
・ダメージを与えるほど挙動が激しくなる敵機 
濱田社長いわく、敵機に乗っているパイロットの焦りなどを表現したかったとのことです。

…などなど、列挙しだしたらキリがありません。



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