第十一回目っ!

ちはっす~、挨拶ネタが枯渇してきたので違う方向性を模索したいあげさんです。

 

 さて、今回は前回掲示したモデルケースの解説です。モデルケース解説第二回目、といったところでしょうか。以前も書きましたが、麻雀は性格や考え方が反映されるゲームであると同時に、ある程度の部分はきっちりとした基礎が存在する、整備されたゲームでもあります。やはり反復練習が重要になってくるので、同じことの繰り返しのように見えますが、毎回少しずつ内容などは変えていきますのでもう少し辛抱しておつきあいください。

 

では解説に入ります。

(前回まではターンという言葉を使っていましたが、正式には四人がそれぞれ自分のターンをこなして「一巡」といいますので、今回よりターンではなく「巡目」という言葉で解説します。)

 

一巡目は前回と同じく不要な字牌から捨てていくのですが、二巡目に sg3-32 を持ってきました。切るつもりでしたが、ペアになればそのままもう一枚持って来たりアタマにつかったりと使える可能性が出てくるので、つながったものと判断して他にいらない kz2-32 を切りましょう。

三巡目も前回と同じく切れる字牌がなくなったので、次に優先度が低くつながっていない1,9牌を切ります。

四巡目ではさらに切れる1,9牌もなくなってしまいました。 pz9-32 はつながっていますから切れません。するとこれも前回参照ですが、次に優先度が低いつながっていない2,8牌を切ることになるので sz8-32 切りですね。

五~七巡目はすべて kz1-32 を持ってきてそのまま切っています。一巡目にも切っているので四枚全部切ったことになりますね。ただこれも解説した「裏目」というやつで、気にしなくていい類のものになります。実践するとわかりますが、捨てたものを眺めるときれいだなと思う反面なんか腹が立ってくるものですが気にしたら負けです

さて、八巡目は先ほどペアになった sg3-32 がメンツになりましたね。では何を切るかとなるのですが、手牌の中を見てみると何ともつながっていない牌が一つだけあります。麻雀はつなげていくゲームですからつながっていないものから切っていきましょう、 sz5-32 ですね。

九巡目に pz6-32 を持ってきてリャンメンが出来上がりました。もう手牌の中につながっていない牌がないので、ここからはターツの選択になります。ちょっと複雑な形かもしれませんが、 カンチャン1 がカンチャン、 カンチャン2 がカンチャン、 リャンメン1 がリャンメンですね。他の部分はメンツとして完成しているので除外します。するとカンチャンが二つあるので、どちらかを捨てることになるのですが、 wz6-32はどちらのカンチャンにも使われている牌ですのでこれを切ってしまうとカンチャンが二つともバラバラになってしまいます。ですのでこの場合は wz4-32 か wz8-32 のどちらかになります。この場合はそれぞれを「つながっていない牌」として価値を比べます、2,8の方が価値が低いので wz8-32 切りになります。

十巡目はいらないのでそのまま切って、十一巡目ですね、 pz5-32 を持ってきてテンパイです。比較的珍しい形なのですが、この手はメンツが四つ出来上がっているのに頭がない形です。このように頭が出来上がっていない相方を探しているテンパイを「タンキ待ち」といいます。漢字で書くと「単騎」なのでなんとなくイメージしやすいかもしれないですね。ぼっちじゃないよぉ~~・・・

ここからが少しややこしい形になってしまうのですが、十二巡目に pz7-32 を引きました。実はこのツモが絶品で、現在 wz4-32 タンキ待ちがガラッと様変わりします。どう変わったかといえば、この手を分解すると メンツ1 、 メンツ2 がそれぞれメンツ、 アタマ がアタマになります。それらを除外すると タメンチャン という形が残ります。これが実はすごくいい形で、この5枚組は①「 メンツ3 + リャンメン2 リャンメン」と②「 メンツ4 + リャンメン5 リャンメン」という風に二つの形に分けることができます。①の場合は 待ち1 待ちです、②の待ちは 待ち2 ですね。この形はどちらにも分けることができるので①と②の待ちを足した 待ち3 という三種類で上がることができる形なのです。これが前回の最後にお話しした「複合形」というものになります、今回はリャンメン+リャンメンの複合ですが、ほかにも様々な形がありそれぞれいい形になることが多いものばかりなので、これから少しずつ紹介していきたいと思います。手牌に戻りますが、 wz4-32 待ちと 待ち3 待ちであれば後者の方が種類が多く優秀なので wz4-32 切りになります。

十三巡目に pz1-32 を持ってきて上がりになります。

 

次回もまたモデルケースを使っての解説をしたいと思います。次の解説までを一区切りとしたいと思いますので、もう少しお付き合いくださいね。ではまた次回!

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