第二十八回目っ!

さてさてこんにちは、あげさんです。

 

 今回は「役牌」についてです。この「役牌」というのもコストパフォーマンスに優れた役です。手の中に3枚あるだけで1役として計算してもらえるのですから。ですので知っておくと非常に有益なのですが、少しややこしいです・・・この「役牌」は麻雀のルールが関わってきます。まずはそこからお話しすることにしましょう。

 

 以前麻雀は一定ゲーム数をこなすと終了となることは説明したのですが、具体的には親という役割も4人が持ち回りでこなし、それを2周するとゲーム終了です。

 ゲーム開始の際、それぞれの席に名前が付きます。親が東家、そこから反時計回りに南家、西家、北家となります。そして1局終了した際親が上がった、もしくは誰も上がらずに親がテンパイだった場合は、引き続き同じ人が親をします。これを連荘(レンチャン)といいます。ちなみに親の人が上がった場合は点数計算を1.5倍になりお得なのですが、ほかの人が自分で上がり牌を持ってくるツモで上がった場合ほかの二人より多く点数を払わなければなりません。ハイリスクハイリターンな役割なのですが、ここが勝負に勝つうえで非常に重要なポジションになります。

 さて、少し話がそれたので本筋に戻します。席が決まった時に、その1局の間は自分が受け持っている席の名前の牌は「役牌」になります。例えばその局東家に座っている人は kz1-32 を3枚持っていると役になりますし、北家の人は kz4-32 を3枚持っていると役になります。これが「役牌」の中でも「自風牌」という役になります。

 続いて、1ゲームは親を2周するといいましたが、1周目と2周目にはそれぞれ名前がついています。1周目を東場(トンバ)2周目を南場(ナンバ)といいます。これも役に関係します。具体的には東場ゲーム中は kz1-32 は全員の役牌になります。また南場ゲーム中は全員が kz2-32 が役牌になります。これを「場風牌」といいます

 ここでお気づきの方もいるでしょうが、東場の東家、南場の南家はどうなるの?ということなんですが、ここは注意していただきたいのですが、

 

「場風牌」と「自風牌」は複合します!

 

つまり、それぞれの席に座っている人はその牌を3枚集めるだけで2役になってしますのです!これは持っていればほかの形は関係ないため、持っていると手を作りやすく高くすることが簡単になります。ぜひ集めましょう!

 

あともう一つ「三元牌」というものですが、これは sg1-32sg2-32sg3-32  を三枚集めると役になります。 sg2-32sg2-32sg2-32 のような感じですね、 sg1-32sg2-32sg3-32 では使えませんので注意しましょう!

 

文字で書かれるとピンとこないと思いますが、実際にゲームをしてみるとあっさり理解できる部分じゃないかと思いますので、そういうもんなんだなと思っておいていただいて、実戦の場でさらに詳しくお話しできればと思っています。

 

次回はこれに関連するある制約についてお話ししたいと思います。ではまた次回!

第二十七回目っ!

ご無沙汰しております、あげさんでございます・・・

 

 そういえば最近コラムが書けていないなぁと思ってはいたのですが、改めて見返すと1か月書いていませんでした・・・本当に申し訳ない・・・予定が詰まっていたとはいえ、これはさすがにひどすぎると反省しました、また定期的に書いていけるように気を引き締めていきますので、もしよろしければ引き続きお付き合いいただければ幸いです。

 

 さて、湿っぽい感じでずっと続けても読むほうも疲れてしまうと思うので、いつも通りに進めさせていただきます。今回は前回の最後にお話しした麻雀におけるTOP5に入るほど重要なお話をいたします。

 

 ちょっと特殊なものになるのですが、麻雀には「ドラ」というものがあります。専門的には「懸賞牌」というのですが、これが非常に重要です!

 じゃあどういうものなの?ということについてですが、少しだけ麻雀のルールについてお話しします。麻雀はマンズ、ピンズ、ソーズが1~9までと字牌が7種類、合計34種136枚で遊ぶゲームですが、1ゲームに136枚すべてを使うわけではありません。まず手牌として13×4の52枚をそれぞれ振り分け、その後一枚ずつ引いて捨てるわけですが、これを全員で合計70枚引くまで続けます。つまり使うのは52+70=122枚なんです。残りの14枚は?となるのですが、これは「ワンパイ(王牌)」といって使わずに置いたままになります。このワンパイの内特定の一枚を表向きにし、その牌の次の種類を「ドラ」として1ゲームを行います。1ゲームと言っても最初から最後までではなく、格闘ゲームの1ラウンドといった感じでしょうか。1ラウンドを終わるごとに牌をかき混ぜ、手牌を配りなおして次のラウンドになり、そこで改めてそのラウンドのドラが決まります。これを8ラウンドほど繰り返すと1ゲームが終了といった感じです。

 

 「ドラ」についてなんですが、次の種類とは具体的に数牌であれば pz1-32 → pz2-32 → pz3-32 →・・・といった感じで表示された牌の次の数字になります。 pz9-32 の場合は pz1-32 に戻ります。

字牌については kz1-32kz2-32kz3-32kz4-32  と sg1-32sg2-32sg3-32 で別グループになり前者は kz1-32 → kz2-32 → kz3-32 → kz4-32 → kz1-32 →・・・といった感じで、後者は sg1-32 → sg2-32 → sg3-32 → sg1-32 →・・・のようになります。

 

これだけ聞いてもじゃあ「ドラ」って何に使うの?となると思います。「ドラ」手の中で1枚使うごとに1役扱いになるのです。・・・もう一度言いますよ?

 

「ドラ」は手の中で1枚使うごとに1役扱いになります!!

 

 つまりドラ一枚=リーチといった感じで持っているだけ非常に強力な牌になります。手牌こねくり回してやっとリーチ!と一枚「ドラ」を持っているだけでイコールになってしまいますしそれでさらにリーチをかければ役数を稼ぐことも簡単にできます。

 

 ただしデメリットというか性質として役数としてカウントされますが役ではないので「ドラ」だけで上がることはできません。ですのでリーチやタンヤオといった役を別に用意する必要があります。

 例えるならば、カードゲームで単体としては非力なスペックですが強力な全体強化を持ったカードといった感じでしょうか。

 

 このようにこの「ドラ」はゲームを左右するぐらい大きな牌です。手に来たときは優しく可愛がってあげて、ない時もいつでも受け入れてあげられるよう準備をしておくのが正しいドラとの接し方になりますw

 

 というわけで少々長くなりましたが、「ドラ」の解説は以上になります。次回は少しややこしい「役牌」と言われる役について詳しく説明したいと思います。ではまた次回!