…さて、
前回の結論として「麻雀はリャンメン待ちを作るゲーム」だとお伝えしました。
まず、これがなぜかというと。
これは前回のターツ(三枚組に一枚足りないもの)を「ペンチャン」、「カンチャン」、「リャンメン」の順に並べたものです。
ペンチャンは 、カンチャンは を持ってこれると、 や といったメンツ(三枚組)として完成します。
一方でリャンメンは でも でも や のようにメンツ(三枚組)になることができます。
つまり同じ2枚の組み合わせでもペンチャンやカンチャンに比べてリャンメンの方がメンツ(三枚組)になるチャンスが2倍あるということになります。
麻雀が最終的に上がるためには4つのメンツ(三枚組)が必要になるゲームなので、このチャンスの差は非常に大きいものになります。
麻雀は13+1の14枚から不要なものを捨てますので、基本手元に残るのは13枚です。
そこから自分の番が来るごとに1枚持ってきて、入れ替えながら手を整え、13枚+1枚で上がれる形を4人の中で最も早く完成させた一人だけが上がれるゲームです。
例えば、下記はその途中図(13+1枚持ってきた状態)ですが、
と
では、上の手牌は の6種類の牌でメンツ(三枚組)が完成するのに対し、下の手牌は実に の12種類もの牌でメンツ(三枚組)ができることになります。
単純にリャンメン待ちの方がチャンスが2倍になっているということがお分かりいただけたかと思います。
これが僕が「麻雀はリャンメンを作るゲーム」だと申し上げた理由になります。
もちろんこれがすべてではないのですが、まず麻雀を覚える上ではこの点「だけ」を考えて手を作ることができるようになったらひとまず「一人前」といえると僕は思います。