まず１，２ターン目はコラム六回目参照ですが、「牌の価値」は

字牌＜１，９＜２，８＜３～７

ですので、一番優先順位が低い字牌と引いてきた牌を入れ替えていきます。

３ターン目では一番優先順位が低かった字牌がなくなったので、次に低い　　を切ります。
この時に気を付けていただきたいのは、１や９を切るときは
「繋がっていない」１、９牌を切るようにしましょう。

繋がっている１，９牌、つまり　　や　　のようなカンチャンやペンチャン、もしくは　　といったペア（アタマ）ですね。

こういったものは３枚組（メンツ）の種ですので、つながっていない牌より価値が高いのです。
リャンメンを作る目的はメンツを作りやすくするためですが、ペンチャンやカンチャンもダイレクトに必要な牌を引くことでメンツになることも十分あります。
（例えば　　 と持っていれば　　を持ってくることで
　　というメンツ（三枚組）が、リャンメンじゃなくても出来上がります）
ですので、メンツになる可能性が低い牌から切っていくのが効率のいい手の作り方ということになります。
（以上の理由で、　は　　とつながっているためまだ切りません。）

４ターン目は　　を引いてきましたが、　は優先度が一番低い牌になるのでそのまま切ります。
（ツモ切りといいます。）

５ターン目は　　を引いて　　というリャンメンができました、いい感じです。
ただ、手牌をよく見なおしてみると、繋がっていない牌がありません。
こういう「すべてがつながって一枚だけ孤立している牌がない」時は、第四回や第七回でお話しした「ターツの価値」に従って切る牌を選びます。

ペンチャン＜カンチャン≦シャンポン＜＜＜リャンメン

でしたね。
上の式に当てはめると、一番いらないのはペンチャン、つまり　　になります。
ですのでこれと違う牌を入れ替えていきましょう。