第二十二回目っ!

おひんなり~、あげさんです(おひんなりは石川の方言でおはようという意味だそうです。)

 

さて、今回から手牌を変えてさらに役の解説に入ります。

今回も以前紹介したモデルケースの手牌を使います。

 9巡目 ツモpz1-32

 上記がモデルケースで使った手牌です。これにも実は複数役が成立しています。

その中で今回紹介する役は、「ホンイツ」です。

これの条件は非常に単純です。

条件は

手牌をすべて字牌+一種類の牌だけを使用し上がること

です。

 

上記手牌を見れば一目瞭然ですが、字牌とピンズ以外は使用していません。ゆえにホンイツが成立しているわけです。

条件は簡単なのですが、実際に作るとなるとなかなか難易度が高いです・・・一色+字牌しか使えないので、使用できる牌の種類が他の役に比べ少ないのです。

 

た・だ!!

 

そんな難易度が高い役ですから、報酬もそれなりに大きいです。これは完成させると役3つ分の価値があります!狙って作ることは難しい役ですが、配牌に特定の色が多い場合は意識すると非常に効果的です。

 

この手牌に他に成立している役については、また次回!

第二十一回目っ!

ナマステ!ナマステーとナマステは地域によって使い分けがあるのを調べている最中に気付いて驚いたあげさんです。

 

さてさて、今回もこれまで通り役の説明なのですが、今回の役は形は簡単ですがなかなか実践では出現しにくい役になります。 

 手牌9 ツモpz4-32

 今回も上記手牌を使っての説明になります、今回の役は「タンヤオ」や「ピンフ」と違い、《部分役》と言われるものになります。(ちなみに部分役の反対は全体役と言います。タンヤオやピンフは手牌全体の形を見て役になるためです。)
役の名前は「サンショクドウジュン」と言います、略して「サンショク」ということが多いですね。この役、漢字で書くと「三色同順」となります。この名前を見た後に形を見るとなるほどね!と思っていただけると思います。この役は手牌の内3メンツが特定の形をしていることで成立する役です。具体的には

マンズ、ピンズ、ソーズそれぞれで同じ数字を使ったメンツを作る。

という条件になります。

 

例えば上記であれば、 シュンツ1 と シュンツ3 と メンツ3 で条件を満たしているため役が成立します。

ただし気を付けることがいくつかあり、まず上記の形ですと 待ち 待ちなのですが、pz1-32の場合はサンショクになりません、つまり不確定なることがあるということです。ただこの役は両面であることが条件に含まれていないため、 カンチャン のような形であれば必ずサンショクが確定します。

もう一つたとえばこんな手牌、

手牌 ツモsz4-32

 

この場合は見た目上234がそれぞれ使われていますが、よくよく分解すると、 メンツ1 、 メンツ2 、 メンツ3 、 トイツ 、 シュンツ3 、となり234がばらけて2メンツを構成しています。この場合同じ数字を使ったメンツという条件を満たさないため成立しません。

 

このように少々作りづらい役なのですが対価が大きく、この役は2つ分の価値があります。つまり「タンヤオ+ピンフ=サンショク」になるのです。

例図はこれまでに紹介したほぼすべての役を複合した形で上がっているので、リーチ(1)+ツモ(1)+タンヤオ(1)+ピンフ(1)+サンショク(2)となんと6コンボ成立している破壊力満点の手なのです。

 

こんな手を上がれれば周りから「こいつできるな・・・」と思われることうけあいです、実際僕もそう思うでしょうからw

 

それでは、次回はまた違う手牌に変えての解説に入りたいと思います。

第二十回目っ!

ボンジョルノ~~、迷走が止まらないあげさんです。

 

さて、今回も前回以前と同様に役についての解説になります。

今回までに「リーチ」「一発」「ツモ」と手牌を使っての「タンヤオ」までご説明しました。

前回書きました通り、前回使用した手牌にはまだ役が隠れています。どんな役が隠れているのでしょうか?

 

 手牌9 ツモpz4-32

 

上記が前回の手牌です、これについてまずは

1,9、字牌が一枚も使用されていないから「タンヤオ」

という解説をしましたが今回は、何を使っているか、ではなくどういう形か、が重要な役です。

役の名前は

「ピンフ」

です。じゃあどういったものがピンフになるのでしょうか?

 

再度上記手牌をご覧いただきたのですが、これを3+3+3+3+2の形にばらしてみると シュンツ1 と シュンツ2 と シュンツ3 と トイツ に ターツ 部分が待ちで完成しています。

それぞれ3枚組(メンツ)の部分をご覧いただきたいのですが、すべて並び数字になっています。これが「ピンフ」の条件です。正確には

それぞれのメンツが並び数字(シュンツ)で構成されていて、なおかつ待ちの部分がリャンメン待ちであること。

となります。リャンメン待ちが条件なので、例えば待ちの形が カンチャン のようなカンチャン形ならば成立しません。また字牌を頭に使った場合のみ一部例外があるのですが、そこの仕組みは簡単そうで結構ややこしいので今回は省略します。

要するに、全部並び数字でリャンメンならピンフ!ということです。

これも必ず最終形がリャンメンになるので、上がりやすく非常にリーチとの相性がいい役です。

タンヤオに比べると少し制限が増えますが、それでも十分できやすく基本となる役なのでしっかり覚えましょう!

 

それではまた次回~