第伍十伍回目っ!

 こんにちは、あげさんです。

 ここ数回役の解説をしておりまして、今回もと思ったのですが・・・
 以前イベント後にご質問いただいていたことに回答していなかったなぁ、ということを思い出しましたので、今回はその解説にしたいと思います。
 それは・・・

この牌な~に?

 ということです。

 麻雀牌の中には、一目では何かわからないものがいくつかあります。「これは何の種類なんだろう?」「これは何の数字を表しているんだろう?」といったものがありますので、それぞれを一覧にしてご覧いただこうと思います。

 まず以前もお話ししていますが、麻雀牌には「数牌」「字牌」があり、「数牌」には「マンズ」「ピンズ」「ソーズ」の三種類があり、「字牌」には「風牌」「三元牌」があります。
 それぞれの役割については今回は割愛しますが、まずはこの牌はこれなんだよ!ということだけ把握していただければと思います。

 まず「マンズ」ですが、それぞれ1~9で並べます。

        

 となります。まあ見たままですよねw

 続いて「ピンズ」です。

        

 となります。これも見たままなのですが、数字ではなく丸の数で表しているので、「マンズ」に比べるとわかりにくいかもしれません。形で覚えてしまうのがいいと思います。

 さて、数牌の最後は「ソーズ」なのですが、こいつらが少し厄介です・・・

        

 となります。・・・「はい?」となるのがいくつかありますねw
 「ソーズ」は竹の棒を表しているのですが、基本的な考え方は「ピンズ」と同じで棒の数なのですが、その中で特徴的なのが  と  ですね。
  にいたっては竹じゃないじゃん!というツッコミが多方から来そうですが、なぜかこいつはソーズの1です。また  については数えてみると確かに8本あるのですが、なぜこんなトリッキーな並びになっているのかはわかりません・・・

 次に「字牌」ですが、これは本当に見たままですし、役牌の時に紹介しているのでわかりやすいかと思います。

 まず「風牌」

   

の4種類、続いて「三元牌」

  

の3種類です。それぞれ全部中国語の読み方をするのですがそれは覚える必要ありません!まずはそういうものなんだなぁ、こいつらがおんなじグループなんだな、という認識だけしていただければ大丈夫です!

 今回の内容についてはゲームの根本になってくることなのでしっかり覚えましょう!ではまた次回!

第伍十四回目っ!

 こんにちは、あげさんです。

 さて今回も前回に引き続き役の説明なのですが、今回の内容は非常に重要であるとともに、少しややこしいものになります。なるべくわかりやすくとは思うのですが・・・皆さんついてきてくださいね!

 今回ご紹介する役は「平和」(ピンフ)です!この役は麻雀の根幹ともいえる役でして、基本的にはこの「平和」と以前紹介した「タンヤオ」という二つの役がメインで、この二つを目指して手を作っていくことになります。
 なぜかというと、何度かお話しをしている麻雀の手の作り方「3~7を大事にしよう!」「リャンメン待ちを作って横並び(シュンツ)を作りましょう!」をきちんとできるようになっていくと、自然とこの二つの役ができるようになります。これが麻雀におけるいわゆる王道なのです。カードゲームにもテクニックがあれば強いデッキや、自分の感覚的に合っていて使えているデッキなどもあるかとは思いますが、やはりどんなカードゲームにもこの構成ならまず大ハズレはない!と言えるデッキがあると思います。まずはメインルートを知って、その上で個性を出していけばいいのではないかなと思います。

 すいません、前置きが長くなりました・・・では役の説明なのですが、この「平和」という役には条件が三つあります。それぞれをまずお伝えします。

① 手牌構成の3枚+3枚+3枚+3枚+2枚の3枚部分(メンツ)がすべて横並び(シュンツ)であること。

② 最後の待ちがリャンメン待ちであること。

③ 2枚部分(アタマ)の部分が役牌以外であること。

 この3つが条件です。
 要するに
  ツモ 
 のような手であれば上記条件をすべて満たしているので「平和」完成です。

 なので例えば  の部分が  になってしまうと①を満たさなくなるので「平和」ではなくなります。
 また  の部分が  となっていると今度は②の条件を満たせなくなってしまうため「平和」は成立しません。

 最後の③のところが少し煩わしいのですが、例えば上記手牌のが

 となっていた場合です。
 この場合ポイントとしては  が役牌となっているかどうかが重要になります。例えば前回紹介した役割やゲームの進行状況のところで触れましたが、東場の西家であれば  は役牌ではないので「平和」になります。ただ東場南家の場合もしくは南場だった場合は  が役牌になってしまう為「平和」がつきません。 と  と  に関しては常に役牌のためこれらがアタマの時は「平和」は一切つかないのですが、 がアタマの時は状況によって変わってくるので注意が必要です!この「平和」をきちんと理解してほしかったので、先に役牌の説明をしたんですね。

 2回続けて非常に複雑な話になってしまったかと思います・・・ただ逆にいうと、ここさえ理解してしまえば他のところは少しずつ覚えていけば大丈夫なので、ここをしっかり覚えましょう!

 それではまた次回!